スーパービジーモードのピーク越えましたぁ!!
11月は関東2回、関西1回、しかもレコーディングもするなど、盛岡には10日程しかおらずにアチコチへ。
いやはや「よくがんばったで賞」をあげたいわ(昭和風味)。
11/25(土)
朝 盛岡出発
昼 江古田にてリハーサル
夜 本番
伊藤ともん秋の独唱会
新橋・ベッラマッティーナ
11/26(日)
昼 小児科医会にてスピーチ@品川
夜 本番
伊藤ともん秋の独唱会
新子安・しぇりる
11/27(月)
朝 藤沢に移動
2ndアルバムのジャケットデザインの打ち合わせ
こうして思い出しても疲れてくるくらいのスケジュール。
でも、短期間とはいえ、それはそれは充実した日々でした。
新橋の会場ベッラマッティーナさんは、ワタシが燈門をやっていた場所。内装もほぼそのままで「古巣」って感じ。
疲れ果ててコテンと寝て、起きてすぐに品川へ。当然のことながら、回りはお医者さんばかりで場違い感ハンパなし(笑)。
スピーチを終えてミュージシャンに戻りましょ〜♪
横浜ライブには、超久々の方々が多く、最後のチカラを振り絞ったって感じ。
そして、翌朝は新年早々リリース予定の2ndアルバムのジャケットデザインの打ち合わせに、藤沢は湘南台へ。ええ感じのが出来そうですよ〜お楽しみに♡
さてさて、物語は続くのでございます。てか、これから盛り上がるのでございます。
このハードスケジュールをこなし、疲労コンバインとなったワタシは、藤沢から埼玉県は蕨へ向かったのです。
目的は「ファミリー割烹おさむ」というお店に行くこと。
「鎌ちゃん」と呼んでいた東京時代の常連客に紹介されたお店で、美味しくて、親方のお人柄が素晴らしいのです。
しかしながら、東京を離れてからすっかりご無沙汰。
実は鎌ちゃんは数年前に亡くなられたのですが、報せてくれたのは おさむさん。
鎌ちゃんはワタシに、よく奈良県の吉野の話をしてくれた。「ともんちゃんに吉野の桜を見せたい」と。
大阪に転居して間もなく、鎌ちゃんの体調が悪いことを知る。連絡しても返事はない。
そんなある日、ワタシは独り吉野を訪ねた。桜の時季ではなかったが「これが鎌ちゃんが話してた吉野か、その時季はさぞや見事なことだろう」と思いつつ山道を漫ろ歩いていた時、ケータイが鳴る。なんと、おさむさんからの鎌ちゃんの訃報。
その後、吉野を訪ねては鎌ちゃんを偲ぶようになったのでございます。
当時「おさむ」は川口にあったのですが、こないだ気になって調べると蕨に移転したと判明。
なーんか行かねばならぬ気持ちになり、湘南から蕨に向かうことにしたのです。
小田急に乗って、新宿と赤羽で乗り換えて…ようやく到着。京浜東北線蕨駅なぞ初めて降りた。なーんかアジアンな感じ…西川口のお隣ですものね。
コンバインは蕨に着くや否やマッサージ屋さんに駆け込む。
揉まれながらの四方山話。昔、青山で店をやってたと話すと「僕、青学出身なんですよ」と。実はワタシは青山学院のすぐ近くに住んでいたし、青学生が青山キャンパスを「青キャン」と呼ぶことを知っていたので、「その店は青キャンの近くでね…」と返すと益々話に花が咲いたのでございます。
「をを…スペシャルな宵になりそな予感!」てな期待に胸を膨らませ、マッサージ屋さんを後にし、いかがわしい看板を眺めつつ「おさむ」を目指したのでございます!
マッサージ屋さんを出て程なくして「おさむ」着。
「そそ、このロゴよ!懐かしー」と一気に記憶がよみがえる。カジュアルなようで暖簾がとてもキレイだったりと、板前の矜持が垣間見られるのでございます。
引き戸をカラカラカラ…
「こんばんみ〜」
(おさむさん変わってない)
「お一人様ですか?」
(ワタシだと気付いてない)
うう…泣きそう。
こーゆー瞬間の為に人生やってんだなって感じよ!
見つめ合うこと2、3秒…(だったかな?)
「あ!」てな表情に変わって、その後は…(泣)
久々のおさむさんのうんまい料理と思い出話に当然お酒もススム君。
「岩手はどう?」とのおさむさんの問いかけに、カウンタのご夫妻が反応。来年の3.11に岩手の沿岸部を旅するそうな。
てな訳で、4人で益々盛り上がる。ほんっと!旅は道連れ世は情けだわ。
コンバイン&マッサージ後、てことで酒の回りも早く、小一時間でおさむを後に。
「来ていがった!鎌ちゃんも喜んでいることだろう」と、ソラミソラミ〜♪空見上げれば満月(ビーバームーン)…うう、あかん!また、涙腺緩んでしもた(歳ね)。
「ワタシは忘れない、蕨の夜を!」と、またしても倒置法で語勢を強めずにはいられないのでございます。