ワタクシもミュージシャンの端くれ。更に店までやっとりますゆえ、いわゆる「エゴサーチ」なるものをたまにするのです。 (「エゴサ」と略すのが一般的みたいね)
一昨年…かな?エゴサしていたら埼玉県は入間市に「郷土料理ともん」なるお店を発見!店主自ら採集した山菜やキノコ、釣った魚などをいただけるとな。こ、これは行かねば!
駄菓子菓子、入間は東京都心から特急を使っても1時間以上かかるし、駅から少し距離もあるみたいだから、ライブのついでにちょいと立ち寄るワケにもいかず延び延びに。
ワタクシもぼちぼちいい歳。行けるうちに、会えるうちに…と“今年はともんさんに行くぞ!”と決めたともん(笑)。この度ツアーの足で訪問すると決めたのでございます!
ランチの予約など不要かな?とも思ったけれど、ひょっとして釣りや山菜採りに出かけているかもしれないし、入間まで行って臨時休業じゃ悲しすーぎーるーっ!てなワケで電話で予約。
「伊藤です。1名で」とシンプルに。ネタバレ防止の為、ともんとは名乗らず、ひょっとして入間のともんさんもエゴサしてるかもしれないから、岩手からだともナイショ!(笑)
さて、入間市駅からタクシーに乗り「郷土料理ともんさんまで」と告げるともん。「はい、わかりました」とドライバーさん。う〜む、名店なのね。
走ること数分、一軒家の脇に掲げられた大きな看板が見えた時の胸の高鳴りよっ!
カラカラカラ…と戸を開け「こんぬつわ~、予約のいとーです」と挨拶。
お母様と思しき女性が「お飲み物は?」と。先ずはおビールを注文。
予約時に電話に出られたのは男性で若い声だったから「厨房にチラッと見えるあの若大将(たぶん息子)だな。彼がテーブルに来たら名刺を出そう」と身構えてたら、先付けを持って来た。そこですかさず、起立!礼!
「伊藤ともんと申します。岩手からまいりました」
すると「えええ?」と期待どおりのリアクション。
客人はしばらくワタクシのみだったので、若大将そして大将(お父様)と先ほどのお母様と、歓談スタート!
何でも新婚旅行が東北の釣りの旅だったとかで、岩手の渓流にもお詳しく、話は尽きない。
ちゃっかり帰りは駅まで車で送っていただいて…なんだか“ふるさと”がまたひとつ増えた思い。素晴らしいレコ発ライブの〆となったのでございました。
料理はどれも丁寧で美味…てか、酒のアテには最高だわ。埼玉県知事も訪れる名店で、再来年は50周年なのだそうです。
因みにこちらの御一家は戸門(とかど)さんとおっしゃるのですが、客商売「角が立っては」と屋号は音読みにしたのだそう。
郷土料理ともんさん、ほんとーにありがとうございました!再訪決定でございます。「キノコの季節に鍋もいいなぁ…」それに合わせて次回のライブ日程を決めたりして(笑)。