災い転じて福となす

先月大阪ライブを終えて、少し休もうと鹿児島県は与論島に行ってまいりました。
沖縄本島最北端の辺戸岬からわずか20km、なんなら見えてます。那覇からフェリーに揺られること5時間、エメラルドの海に浮かぶ小島が見えてくる時の胸の高鳴りよ!



与論島は2度目。3泊の滞在(予定)。毎早朝に行なわれる海岸清掃のボランティアに参加したり、ライブバーで飛び入り参加できやしないと楽器を持参するなど、順調に旅は始まりました。

梅雨明け十日を狙った日程で、青い空と海が待っているはずでした。
2日目の夕方までは晴れ。ところが、今年は当たり年なようで、次々に台風が発生!なんと私が島を出る日に与論島直撃のコース。
帰りの便がまさかの欠航。宿の庭のテーブルやデッキチェアは片付けられ、雨戸を閉じた宿に延泊することに。ワタシのように足止めをくらった者もいれば、来島できなくなった者もいるわけで、部屋が確保できたのは不幸中の幸い。
しかも、振替便は3日後にしか飛ばず、予定プラス3泊与論に足止めとなりました。島のスーパーの食品棚はほぼカラッポ。
「成る程、こうなるのね…」カップ麺とアンダーギー(沖縄地方のドーナツ)が残っていたので買って宿に引きこもりました。

翌朝、コンコンとドアを叩く音が…素泊まりプランだったのに、不憫に思ってか宿の女将がゆで卵とパッションフルーツを持ってきてくださったのです。生涯忘れることはないでしょう。



ところが、災い転じて福となすとはこのこと!2日目に島友が紹介してくれた、与論町議、そしてヨロンどれみなる親子音楽教室の代表者から台風一過の翌日に、中学校の吹奏楽部の指導、そしてその音楽教室の会場にて私のミニコンサートの開催の御依頼をいただいたのです。離島の音楽教育のサポートしてみたいとかねてより思っていたので、ぜひ!と即答。

「ともんさん、とーとぅがなし」

漢字では“尊加那志”と書く与論方言で“ありがとう”の意。子どもたちが海岸で拾い集めたシーグラスのプレゼントは、その澄んだ眼差しと共にプライスレスな宝物になりました。


そうそう。与論島滞在中に青森岩手で大地震、熊問題は相変わらず。まるで人間力を試されているかのような、人生の縮図のような…そんな不思議な不思議な与論島滞在となったのでした。

↓地元紙に掲載されました

https://amami-minamisantou.keizai.biz/headline/821/