孤独なオッサンの旅日記 “ワタシは忘れない、2024年のゴールデンウィークを!” その④ 昭和ノスタルジーにどっぷり浸るの巻

釜石駅から市街地と反対方向に15分くらい歩いたところある“旅館なかむら”は、昨年もお世話になったお宿。
♪カラカラカラ…「こんぬづわ~」
「はーい!」と男性の大きな声。「去年も来てくれましたね」と。前金にて宿代を払えば奥様が出てきて領収証の宛名を指差し「間違いないかしら?」「ええっと…“燈門”…はい大正解!」嬉しいねぇ〜。嬉しくてCDをプレゼントしちゃった。
入浴の時間をたずねれば17時からだけど少し早めに支度しましょうって!
学生下宿のような四畳半の和室でゴロンしてたら
♪コンコン
「いとーさーん、お風呂!」
「はーーーい」
う〜ん、いい感じ♡これよ、これが民宿の醍醐味よっ!!
浴室はひとり用のいわゆる“内風呂”で24時間風呂を設置。ポリ浴槽はマーブル模様でなんとも昭和!
ディナーは近くの鮨屋「大和(やまと)鮨」にて。ここも大当たり!!カウンタ席でテレビを観ながらボトルキープの焼酎を手酌する先客がワタシをチラリ。穏やかなご夫妻が切り盛りするこの店は、地元で愛されていることがよくわかる。ワタシが座ったカウンタの端っこ以外予約で満席とのこと。混む前にとダダダッと注文して、うんまい酒肴を楽しんでいるうちに次から次へと。
「おお、元気そうだな」とあちこちで談笑が弾む。またしてもアウェー感を楽しみ下宿(笑)へ戻った。
暫くして、また♪コンコン…
“む?風呂場にパンツでも忘れたか?”
すると「CDの御礼に明日の朝食をサービスさせてほしい」と宿主。
嬉しいねぇ…ほんと、旅は情、人は心。
そして、翌朝。
♪コンコン
「いとーさーん、朝ご飯出来てますよー」
「ふぁ〜〜い」
食卓につくと、あらまぁ懐かしい…えっと…名称がわからん“ハエよけネット”?折りたたみ式の小さい蚊帳みたいなの…いやー久々に見たわ。これも昭和だねぇ。
ふと宿主と「SL銀河」の話になる。SL銀河の運行が終わりお客が激減したとのこと。「ひなび」に期待するもサッパリ…とのこと。
う〜ん…せめて声を大にして!
「みなさま!岩手釜石の昭和ノスタルジーに浸れる旅館なかむら!是非ご利用くださーーい!」
(聴こえだべが?)