いろんなシンクロニシティを感じた日

北国盛岡もようやく春を迎え、虫のようにお外に出たくなり、ウォーキングを始めました。
先日、国立・岩手大学(通称岩大・がんだい)の構内を散策。入構したのは何十年ぶりだろう?ゆっくり歩いたのは初めて。
ワタシは盛岡三高という県立高校を卒業したのだが、当時は4人に1人が岩大に入るという、もはや付属高校のような学校だった。岩手県職員だった父はワタシに公務員になることをすすめていたから、ワタシが三高に入った時、これで息子は岩大→公務員と安泰な道を進むと思ったことだろう。
しかしながら、ワタシは遠く関大(かんだい)に進み、今やこの有り様である(苦笑)。

粗末なモノだが「宮沢賢治の音楽芝居」などするワタシ。賢治さんと言えば盛岡高等農林学校(現・岩大農学部)に主席で合格したお方。岩大農学部には農業教育資料館なる立派な施設があると知りながら、昨日ようやく訪問。いやはや、遅ればせながら行っていがった!

資料館の前には賢治さんの石像が。近づいてみると…おや?金色の林檎のオブジェがあるではあーりませんか!
実はワタシは林檎のオブジェに何故か惹かれ、雑貨屋などで見つけるたびに購入。金色のは今お店の出窓に飾っている。「縁だな」と勝手に思った。
資料はたいそう豊富で、2階のホールがまた見事!賢治さんファンが遠くから来たら案内しようと思う。



さて、お次のお目当ては農学部4号館。当店脇に「なんじゃもんじゃ」という珍木があるのだが、岩大にもあると知っていたので、その場所を学芸員さんに尋ねると農学部の4号館横だとのこと。
当店脇のより大きくカタチも良い。咲く頃にまた来よーっと!



さて、盛岡燈門にはユッキーという岩大生のアルバイトがいた。人柄もよく真面目でホントによくやってくれたが、今は盛岡を離れ東京の大学院に進んだ。
ユッキーは岩大の寮に入っていて、しかも寮長を務めていたことを思い出した。同袍寮と自啓寮のふたつの寮が構内にあるのだが、たしかユッキーは自啓寮だったような…とか思いながら歩いていたら、元々自啓寮があった場所に何やら石碑が。見ると賢治さんも自啓寮に入っておられ、しかも寮長を務めていたとある!なるほど、ユッキーは賢治さんの寮の後輩だったんだなぁ。



賢治さんと金色の林檎とユッキーと自啓寮、そして、なんじゃもんじゃの木。さらに、ユッキーが後任にと紹介してくれたリサちゃんというアルバイトは農学部の学生だ。
「なーんか色々繋がるものだなぁ~」と、ベンチで木漏れ日を浴びながらしみじみ。次回は農学部の学食でメシでも食おう!