そろそろ9月も終わるってのに、今更ですみません。そもそも、SNS真っ盛りの昨今、このブログを読んでくださっている方がいらっしゃるかどうかも怪しいところ(笑)。
それでも、ワタシ個人の備忘録として、やはり書いておこうと思います。
今年の2月、大阪滞在中に朗読家の花むらてんさんから話があると呼び出されました。花むらさんはワタシを「ともんちゃん」ワタシは「てんさん」と呼び合う仲ではありますが、文化功労者であり、幅広い人脈をお持ち、間違いなく大御所。
さて、どんな話なのだろうと待ち構えておりましたら
「吹田メイシアターでホールコンサートをしないか?」とのことでした。
メイシアターといえば母校関西大学から近く、学生時代に何度も演奏したホール。学内行事でも度々使っていたから、もはやホームって感じ。恐らく大阪で初めて踏んだ舞台かと。
ン十年経って、小ホールとはいえ、演者として、しかもソロでその舞台を踏む日が来るとは!
花むらさんは朗読家として宮沢賢治作品を何度も取り上げていらっしゃり、ワタシにも吹田で是非賢治さんを、とのこと。
なんと吹田市長もいらっしゃるという!いつもの独り音楽劇を吹田用にセリフを替え、タイトルも「イーハトーブ千里山」と決めた。
ピアノは吉田幸生さんを指名させていただいた。都会人でありながらどこか朴訥としたところのある吉田さんは、賢治さんを演るときには欠かせない存在。
安定の吉田幸生さん、そして、流石はホールの音響照明スタッフ!花むらさんの美しい日本語によるMC、裏方の門下生の方々のサポート…何の心配もなく気が付けば終わっていました。
もっとやりたかった…そんな気持ちに浸りつつ、ホールをあとに。
メイシアター二日目は、
花むらてんさんの朗読、そして大御所永田カツコさんとのコラボ!!
ミュージシャンは次郎丸智希さん(pf)と、ほりたこうじ(gt)さん、永田さんと次郎丸さんとはお会いしたことはありましたが、ほりたさんは初対面。舞台での共演は皆様お初。
しかしながら、リハから意気投合して、初めてという気が全くしませんでした。
いくらでも書きたいことはあるのはずなのですが、着くやいなやの打合せ、リハーサルそして本番と、目まぐるしく時は過ぎ、どのシーンがどうだったなどは覚えていないのです。充実感だけが残っています。
写真をいくつか貼っておきます。
学生時代に大変お世話になったメイシアター。懐かしいなぁ〜銅像もそのまんま。
楽屋でのひとコマ。奥様に眉毛を描いてもらっている吉田幸生さん。
「イーハトーヴ千里山」本番のひとコマ。お気に入りの一枚。
お~、これは貴重な一枚!この日来られなかった吉田さんの代奏をする次郎丸さんとのリハーサル♪ほぼ完ぺきにお弾きになられたのにはびっくり!
大阪入り当夜、永田カツコさんのお店「歌楽歌楽(からから)」にて顔合わせ&リハーサル!和気藹々と終了。(ほりたさん撮影)
わざわざ楽屋まで来てくださった吹田市長の後藤氏と。流石は人気芸人「ジャルジャル」の後藤さんのお父様「見つめ合って撮ろう」とご提案。
「山盛」という学生時代に住んでいたアパート近くの居酒屋にて。親方がご健在!花むらさんにワガママを言ってリハーサル後にコチラへ。
さて!大阪巡業最終日は堀江の5th Street にて配信付きのライブ。
このお店はかつては吹田にあって、宇田川妙さんの唄う「Sol la mi」に涙した場所。あれから10年経ち、こうして宇田川 妙さん主催のライブでワタシが「Sol la mi」を唄う日が来るとは・・・。関大、メイシアター、そして当時の5th Street…吹田はやはりワタシにとって“暮らすべきまち”だったのだなと、しみじみ。
ベースの岩田 晶さんとはお初。穏やかなお人柄ですぐさま意気投合!会場は音が良くてサービスも申し分なし!
とてもとてもやりやすかったのです。
映える撮影コーナーまである!!
終演後の汗まみれ&しわくちゃではあるが、この日のために買った「空シャツ」を載せとこ。
さて!!三日連続の本番を終え、翌日から二日間は久々の完オフ。奈良にふらっと出かけました。
吉野の葛そうめん
橿原の「おふさ観音」の風鈴まつり。カランコロ~ン♪
やっと涼しい盛岡へ帰れると思いきや、飛行機を降りると大阪より暑かったのです!!