孤独なオッサンの旅日記 “ワタシは忘れない、2024年のゴールデンウィークを!” その⑥ 流れに身をまかせた旅の終わり(後編・涙の最終回)

書き始めたが最後(笑)、旅を終えて3週間も経つのにまだ書き終ってへんやん!遠野のことを書いてそろそろフィニッシュせな(てか、誰が読むねん?笑)。

遠野でバスを降りたワタシ、「ひなび」乗車時間まで約2時間ある。さーて、何しよかな?
駅前は閑散としており、お珈琲する店も見当たらず。地ビールのお店は営業しているが、前夜しこたま飲んだしなぁ。
SL銀河は給水ほかメインテナンスの為、たしか遠野で1時間半くらい停車してた。ひなびも50分停車するようだ。駄菓子菓子、そんな中途半端な時間ではレンタサイクルで「カッパ淵」に行くにはタイトだし、買い物するにも店もなし。JRと遠野市は仲悪いの?何かタイアップするべきだと思うのよ。
取り敢えず、駅前の観光案内所でトイレしてたら、またしてもピン子登場!SNSで友人が、遠野の子供向けの図書館のことを載っけてたのを思い出して検索…おお!出てきた「こども本の森」
安藤忠雄さん設計。築120年の古民家を解体し、古材を再利用、外観のイメージを残しつつ建設されたとか。2021年に大阪中之島にてオープンしたのに続いて2例目。設計建築費用を安藤氏のオフィスが負担とは太っ腹!神戸にも出来たようね。
吹き抜け、螺旋階段、そして“R”の書架は圧巻!陸前高田のことを書いた時にも触れたが、こども政策なる言葉をよく耳にする昨今。政府が時々お金配りするのも一時しのぎにはなるが、これは待ってましたの事例だと思うな。サステナブルでもあるし。
感動して駅へ戻るが、途中の閑散とした道路脇の電柱に設置された地元FM?のデカい音声…せめてもの賑やかしなのかと思うが、逆効果だと思う。
さて、遠野駅へ戻ると「ひなび」がホームに。
折角グリーン車を予約したのだからと、出発時間までまだ20分くらいあったが、車内でくつろぐことにした。
駄菓子菓子、車内販売の品揃えも今ひとつ。「何か限定品はないの?」とオバサンみたいなことをクルーに尋ねてみると、山葡萄のジュースと地ビールが数本。「ひなび」のロゴ入り
グッズは何も無し。せめてステッカーくらい作ってほしいわ。
グリーン車内も大してラグジュアリー感もなく、窓に向いた“ぼっち席”をチョイスしたのだが、真正面が窓だとちょいと眼が疲れるのよね。

まぁ、SL銀河のインパクトに匹敵するものは作れないでしょうが…JRさーん、ひなびは“いまひとつで賞”よ~。
それでも、運転士とほぼ同じ目線で宮守川橋梁を渡り、田植えのシーズンとあって、水を張ったばかりの田んぼに逆さに映る山々を楽しんだりもして、小一時間の鉄道の旅、そして中身の濃ぉ〜〜いワタシのゴールデンウィークの旅は終わりにけり。
さて、モリオカンですもの、駅ナカの「白龍(パイロン)」のじゃじゃで締めましょ。
ワタシの「ネギ黄色多め!」の声に隣の観光客が反応(笑)、うふふ♡
駄菓子菓子、一口目でむせてしまった、だっせ〜ジジイなのでございます。
そーいや、先月は宮古から久慈、今月は釜石から大船渡と、三陸海岸をほぼ制覇!これも何か意味があるのかもしれんなぁ…知らんけど。
(たぶん意味などない)
〜完〜