どっどど どどうど
どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
(風の又三郎)
西和賀町の温泉宿なう。鉄道で片道1時間40分。日常からちょいと離れるには良い感じの距離。ふと行きなくなったら行く、そんな場所。岩手にUターンしてから知ったこの宿には、もう数え切れないくらいお世話になっています。
ただボーっとすることもあれば、畳にバーッと伝票を広げて事務作業したり、歌詞を覚えたり、コンサートの構成を考えたりと、完全に一人にならないと出来ないことをしております。今回は、来月久々に宮沢賢治の音楽劇の御依頼をいただいたので、その台本制作に。
駄菓子菓子、前夜から風が轟々、店は激ヒマ…当日の鉄道の運行状況が気になり調べると、北上線のいつも乗る列車が計画運休とな。
てなワケで、早起きして1本前のに乗り、先ずは北上駅着。「ふふ、旅慣れたアタシだよ!ほっとゆだ(駅舎内の温泉、しかも源泉かけ流し)で時間潰してチェックインだわ…と、高を括り、横手行に乗り換えようと北上線ホームに向かうと、この列車の運休もたった今決まったと駅員。
「なぬ?どーしたらよいの?」
「取り敢えず待合室でお待ちください」
北上駅は大混乱!
ほどなくしてイケメン駅長ご登場。各人の行き先をたずね乗車券をチェックし、「終日運休になる可能性もあります。お帰りの移動手段は各自の責任のもとよろしく…ご旅行をお続けになるか、取り止めるか、今ご判断ください」

そこで、離脱多数。
アメリカ横断ウルトラクイズみたいに減っていく(古いか…笑)。
そして、行き先ごとに乗客を集め、タクシーを手配。ほっとゆだへ向かうのは2名だったのが、やっぱやーめた!で直前に、も一人いたオッサン離脱。
さて、アタシの番。3名同乗し、うち2名柳原という北上駅の次の駅で下車(飽くまで代替交通手段であり、駅でしか降りられない)。残りの長い道中、アタシってば豪華に貸切にてほっとゆだへ。天気予報は当たり、かなりの暴風!車窓から見える錦秋湖に白波が立っておりました。料金は13800円、勿論JR持ち。初めての経験でした。

着後電話で女将に事情を説明すると、今からでも構わないからいらっしゃいと、なんとお昼前にチェックイン!
着くや否や、こんな感じの御婦人二人組を見かけなかった?と女将。お江戸からのその御婦人方は運休を知らずに、結局北上駅からタクシー(自腹)でいらしたそうなの。
それにしても、北上駅→ほっとゆだまでのバスも無いなんて、ちょっとねぇ…観光地なのに。止まらぬ減便、廃線、なんとかならぬものか。
そう言えば、このお宿に初めて泊まった時も豪雨で帰れなくなったんだわ。で、別の宿でもう1泊。なんと、その宿でほぼ同じ時期にレジオネラ症で死亡した事故が!コロナ発症前夜もここにいたなぁ。
なのに足繁く通うアタシ。
ここは修行の場なのかも。否、ドMなのかも。
一夜明け、雲ひとつない空。
駄菓子菓子、いつ見ても絵になる駅だわー♡


